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聖フランチェスコとケン様


先に言っておくがこのブログは気まぐれ更新です!
早速記事が途絶えた所がもう語る話のストックが余りない証拠だよ!

今日は取り留めもなくアッシジの聖フランチェスコとインケンの話をします。
正直フランチェスコ関連の本に出てきたケン様は基本的に良い人そうで、ギャップがある感じで面白いです。

ジュリアン・グリーンの『アッシジのフランチェスコ』で、「修道会設立認めてちょ」とフランチェスコがインケンに会いにやってきた時のやり取りが個人的に面白かったので載せておきますw


清貧をモットーとするフランチェスコはインケンに謁見した時酷く薄汚れた粗末な格好をしていました。
その姿を見兼ねたインケンは彼に対して言います。
「豚の番に行きなさい。豚と一緒に堆肥の中にでも転がって、会則は豚にあげてしまいなさい」
(インケンの発言が酷過ぎて、この時点で私は笑ってしまった。)
しかしフランチェスコの凄いところはこれを実行してしまうところです。
体良く追い払われた事を知ってか知らずか、フランチェスコは実際に豚の小屋へ行き、今度は泥や堆肥にまみれた姿でインケンに謁見しにきたのです。
周囲の聖職者の冷めた態度とは対照的に、インケンはその素朴な言葉に心を動かされていました。

この後、夢の中におけるインケンとフランチェスコの会話が繰り広げられるのですが、「お金なしで、どう生きていくつもりなの?」と現実的な疑問を呈するインケンに対して「イエス様にお任せしてます^^」と爽やかに答える二人の微妙に噛み合ってないような会話が素敵でした。
結局「永遠の王(=キリスト)の息子は飢えない!」というフランチェスコの言葉に納得し(納得するんかい)、ケン様は口頭ながら布教の認可を与えたのでした。


まあ他の本には「清貧を尊ぶ辺りが初期ワルド派(異端認定済)に似ていてどう転ぶか分からないから、実験的に口頭で認可を与えるのみに留めた」みたいな事が書かれてますけどね。
人々に崇敬されていたフランチェスコは、権威が低下していた当時の教会的には利用価値の高い人だったようなので、押さえておきたかったのかも知れません。


素朴な言葉に心を動かされたインケンも面白いのですが、個人的に、常識人のケン様が色々突き抜けてるフランチェスコに振りまわされているイメージを受信しました、まる!

あとケン様が死んだ時にフランチェスコがいたって説があるんですが(ガタッ
『アッシジの~』では否定されていました。
何故なら、「フランチェスコがその場にもしいたなら、恩人である教皇の棺に寄り添っていたはずで、賊の狼藉を許す訳がない」という趣旨の文に、「フランチェスコどうしていてくれなかったのぉぉぉぉぉ!!」と私は叫びました!

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